MENU

ダニ対策に布団乾燥機だけでは足りない?

布団にセットされた布団乾燥機のホースとマット

※当ページは広告(アフィリエイトプログラム)を含みます

布団乾燥機を買った。説明書のとおりにダニ対策モードを回した。それなのに、朝起きたときの感じが変わらない。なぜだろう、、、

この記事は、その理由を道具の役割分担から説明するものです。布団乾燥機は布団の感想という仕事の半分しかしません。ダニ対策においては残りの半分をやる道具が別に要ります。

半分にやる道具というには表現的にはわかりにくいですよね。言いたいことはダニ対策において布団乾燥機だけではだめだということです。

これからその理由を紹介します

目次

布団乾燥機の意義

明るい寝室に整えられた白い寝具

まず、布団乾燥機ができることをまとめてみましょう。

ダニは、温度と湿度がそろった場所でどんどん増えます。おおよそ20〜30度、湿度が高い環境で増えていきます。人が寝ている布団は、体温と汗でちょうどダニが増える条件にぴったりなんです。

住まいの環境については、厚生労働省のシックハウス(室内空気汚染)に関する情報でも、室内の温度と湿度の管理が基本として扱われています。

布団乾燥機は、ダニが増える環境をを壊す道具です。高温の風を送り込み、布団の中の湿気を追い出します。湿度を下げるという点で、これは確実にダニに対して効きます。

天日干しとの違い

天日干し布団乾燥機
温度表面だけ上がる中まで届く
天気左右される関係ない
手間運ぶ・取り込むセットして待つ
時間数時間1時間前後

干す場所がない、日中は家にいない、そもそも重くて運べない。こうした事情があるなら、乾燥機のほうが現実的です。

乾燥機のあとに

買った方が「変わらない」と感じるのは、ここに理由があります。

寝具で困りごとの元になるのは、生きているダニそのものより、死骸とフンです。これらは目に見えないほど細かく、布団の繊維の中に残ります。

これがアレルゲン物質なんです。

布団乾燥機を回しても、この死骸とフンは布団の中に残ったままです。熱をかけても消えてなくなるものではありません。

だから「もう一手」が要ります

乾燥機のあとに、残ったものを外へ出す作業が必要になります。ここをやらずに乾燥機だけを繰り返しても、状況は変わりません。

工程担当する道具
1. 湿度を下げる布団乾燥機・天日干し
2. 残ったものを吸い出す掃除機(布団用ノズル)
3. 洗えるものは洗う洗濯機
4. そもそも入らせない高密度に織った生地のカバー

4つのうち、乾燥機がやるのは1つ目だけです。買ったのに変わらないと感じる方は、たいてい2以降が抜けています。

2つ目|掃除機の当て方

布団に掃除機のノズルを当てているところ

乾燥機のあとは掃除機です。掃除機をかけることでダニのフンや死骸を物理的に排除できます。

ゆっくり動かす

床を掃除するのと同じ速さで動かしても、繊維の奥のものは出てきません。1か所につき数秒かけて、押しつけずにゆっくり引くのが基本です。

目安として、シングルの布団1枚に数分はかかります。急ぐと吸えません。テレビを見ながら、くらいの気持ちでゆっくり動かすほうが結果が出ます。

両面やる

表だけで終える方が多いのですが、裏側にも同じだけ残っています。とくに敷布団は、床に接していた面のほうが状態が悪いことがあります。掛け布団も同じで、体に触れていた内側の面が本番です。

カバーを外して、生地そのものに当ててください。

掃除機の排気に注意する

細かいものを吸うので、排気からまた出ていくことがあります。フィルターの目が細かいものを使うか、掃除のあとに窓を開けて空気を入れ替えてください。掃除機をかける前に窓を開けておくと、この一手間が省けます。

3つ目|洗うのがいちばん早い

フンは水に溶ける性質があると言われます。だから、洗えるものは洗濯機に入れるのがいちばん確実です。

ただ、布団そのものを毎週洗うのは現実的ではありません。だから、洗える部分だけを増やしておくという考え方になります。

もの洗う頻度の目安
シーツ・枕カバー週1回
敷きパッド2週に1回
掛け布団カバー2週に1回
布団本体洗えるものなら年に数回

洗う手間を減らすなら、カバー類を洗いやすいものにしておくのが早道です。乾きが速い生地なら、翌日には戻せます。

4つ目|そもそも入らせない

洗濯して畳まれた白いシーツとカバー

1〜3は、入ってきたものを減らす作業です。ここまでやっても、また入ってきます。

そこで出てくるのが、生地そのもので通しにくくするという考え方です。

薬剤を使わない方法があります

ダニ対策の寝具には、薬剤を使うものと使わないものがあります。薬剤に頼るタイプは、効き目が続く期間に限りがあり、洗濯で落ちていきます。

一方、糸を高い密度で織り込んで、物理的に通しにくくしたものがあります。薬剤を使っていないので、洗っても構造が変わりません。

テイジンのミクロガードは、この高密度に織るという考え方の生地です。薬剤を使わず、生地の織り方だけで通しにくくしています。素材を手がけているのは帝人のグループ会社です。

【ミクロガード】

ただし、万能ではありません

高密度の生地は、布団の中と外を行き来しにくくするものです。すでに布団の中に残っているものが消えるわけではありません。

だから、順番があります。先に1〜3で減らしてから、4でふたをする。逆にすると、中に閉じ込めたまま使うことになります。

買い足す前に、確かめてほしいこと

いま持っている乾燥機の使い方は合っていますか

ダニ対策のモードがある機種なら、通常の乾燥より長く高温を保つ設定になっています。普通の乾燥モードで回していただけ、という場合があります。まず取扱説明書を開いて、自分の機種にそのモードがあるかを確かめてください。

あわせて、布団の中でホースの先がどこにあるかも確かめてください。マットの端まで熱が届いていないと、届いていない場所は条件が変わりません。

掃除機に布団用のノズルは付いていますか

床用のノズルで布団を吸うと、生地が張り付いて動かせません。布団用は空気の逃げ道が作ってあり、滑らせながら吸えます。

専用機を買わなくても、手持ちの掃除機に付ける布団用ノズルで足りることがあります。買い足す前に、付属品を確認してみてください。

寝室の湿度はどのくらいですか

温湿度計を1つ置くと、話が早くなります。寝室の湿度が高いままなら、布団だけ乾かしても戻ってしまいます。

部屋の湿度を下げるほうが先、という場合もあります。数字が見えると、どこから手を付けるべきかが分かります。

そもそも、なぜ乾燥機だけで足りると思われているのか

ここも触れておきましょう。理由は、多くの製品の説明に「ダニ対策モード」という名前が付いているからです。

この名前は間違いではありません。高温にして増えにくい条件を作るという意味では、正しく仕事をしています。ただ、名前が仕事の全部を指しているように見えてしまう。ここが誤解の入口になっています。

説明書をよく読むと、たいていの機種で「そのあと掃除機をかけてください」と書かれています。読み飛ばされやすい一行ですが、この記事で言いたいことはそこに集約されています。

ベッド派と布団派で、やることが少し変わります

ここまでの4工程は共通ですが、寝ている場所によって重点が変わります。自分がどちらなのかで読み分けてみてください。

布団を床に敷いている場合

いちばん条件が厳しいのがここです。床と布団の間に湿気がこもり、朝の裏側が湿っていることがあります。

乾燥機を回す前に、まず敷きっぱなしをやめるところからです。朝たたむ、あるいは半分に折って空気を通す。これだけで、乾燥機の効き方が変わります。

たたむ場所がないなら、下にすのこか除湿シートを入れてください。空気の通り道さえあれば、日中に自然と乾きます。

ベッドで寝ている場合

床から離れているぶん、湿気の条件は楽です。ただ、マットレスは重くて動かせないので、掃除機をかける習慣がないと残り続けます。

ベッド派こそ、乾燥機のあとの掃除機が効きます。マットレスを立てなくていいので、上から吸うだけで済むぶん続けやすいはずです。

どちらにも共通すること

ベッドの下、布団を上げたあとの床。ここに溜まったほこりは、寝具から落ちたものが混ざっています。週に一度は掃除機をかけてください。

寝具だけを手入れしても、周りの床が同じ状態なら、また戻ります。

やってはいけないこと

1. 布団を叩く

昔ながらのやり方ですが、いまは勧められません。叩くと繊維の奥にあったものが表面に出てきますし、生地そのものも傷みます。

干したあとは、叩かずに掃除機です。表面のほこりを払いたいなら、布で軽くなでる程度で足ります。

2. 乾燥機だけを何度も回す

この記事の趣旨そのものですが、あらためて書きます。回数を増やしても、外へ出す工程がなければ中身は変わりません。

2回回す時間があるなら、1回回して、そのあと数分掃除機をかけるほうが確実です。

費用をかけずに、今夜からできること

道具を買い足す前に、お金をかけずにできることを並べておきます。

やることかかるもの
朝、掛け布団をめくって出かける3秒
寝室の窓を日中30分開ける0円
シーツを週1回洗う洗濯機まかせ
ベッドの下・布団の下を掃除機週1回・数分
乾燥機のあとに掃除機を追加数分

この5つを2週間続けて、それでも変わらないと感じるなら、次の段階へ進む番です。買い足すのは、そこからで遅くありません。

それでも変わらなかったときの見直し方

2週間やって手応えがないなら、原因が寝具の外にある可能性があります。

カーペットやソファ、ぬいぐるみ、カーテン。布があるものはどれも同じ条件になります。寝具だけを整えても、部屋の中でいちばん条件の良い場所が別にあれば、そこから戻ってきます。

寝室のカーペットを外してみる、ぬいぐるみを洗ってみる。そうやって順番に減らしていくと、どれが効いていたかが分かります。

ダニ対策と布団乾燥機についてよくある質問

Q. 乾燥機は何時間かければいいですか

機種によって設定が違うので、説明書のダニ対策モードの時間に従ってください。自己流で長く回すより、決められた設定のほうが確実です。

Q. 黒いビニール袋に入れて干す方法はどうですか

温度を上げるという意味では理屈が通っています。ただ、天気に左右されますし、大きな布団では扱いが大変です。乾燥機があるなら、そちらのほうが安定します。

Q. 掃除機は専用のものを買うべきですか

手持ちの掃除機に布団用ノズルを付ける方法でも足ります。専用機は叩く機能が付いているものが多く、繊維の奥から出しやすいとされますが、まずは手持ちで試してからでいいでしょう。

Q. 洗濯だけではだめですか

カバー類は洗濯でかなり減らせます。ただ、布団本体は毎週洗えません。洗えない部分を乾燥機と掃除機が担当する、という分け方になります。

Q. カバーはどのくらいで買い替えますか

高密度に織った生地でも、洗濯を繰り返せば糸は傷みます。生地が薄くなってきた、縫い目が緩んできたと感じたら替えどきです。

Q. スプレーだけではだめですか

スプレーは薬剤で寄せつけにくくするものが中心です。すでに繊維の中に残っている死骸やフンには届きません。使うとしても、掃除機や洗濯の代わりにはならないと考えてください。小さいお子さんがいる家庭では、薬剤を使わない方法を選ぶ方も多いところです。

Q. 家族のぶんを全部やると1日仕事になります

全部を同じ日にやる必要はありません。今週は自分のぶん、来週は子どものぶん、と分けて回すほうが続きます。続かないやり方を目標にしないことが、いちばん大事です。

Q. 秋になると気になるのはなぜですか

夏の高温多湿の時期に増えたものが、秋に残るためだと言われます。夏のうちに手を打っておくと、秋が楽になります。

まとめ

布団乾燥機は、湿度を下げるという点で確かな道具です。買ったこと自体は間違っていません。

ただ、それだけでは繊維の中に残ったものが外へ出ません。乾燥機のあとに掃除機をかける。この2つをセットにするだけで、アレルギーの体感はかなり変わります。

そのうえで、洗えるものを増やし、最後に生地そのもので通しにくくする。この順番でやれば、道具の買い足しも最小で済みます。

大事なのは、続けられる形にすることです。毎日全部やろうとすると、たいてい2週間でやめてしまいます。朝めくるのは毎日、乾燥機と掃除機は2週に1回。このくらいの重さなら、1年続けられるはずです。

今夜からできるのは、乾燥機を回したあとに数分だけ掃除機をかけることです。それで足りなければ、次はカバーの生地を見直す番になります。

【ミクロガード】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次